カイアポイモ研究室Caiapo Potato

糖尿病はなぜ恐いのか?

わが国の国民病ともいえる糖尿病。「重い障害を抱える」という最悪の結末を迎えることも。

いまやわが国の国民病ともいえる糖尿病。
厚生労働省の糖尿病実態調査によると、その患者数はこの30年間でほぼ30倍にも増えています。
糖尿病が恐ろしいのは、がんと同様、自覚症状が乏しいままにどんどん病気が進行し、ある日突然、命にかかわるような合併症を引き起こしてしまうからです。中高年になったら一度は疑ってみるべき病気、それが糖尿病なのです。

「重い障害を抱える」という最悪の結末を迎えることも

糖尿病とは、インスリンの作用が不足するかまたは分泌のパターンの異常によって血液中のブドウ糖の量が異常に多くなる(血糖が高くなる)状態が続く病気です。
高くなった血糖は、食事療法や運動療法などでコントロールすることができます。 しかし、血糖の高い状態を長くそのままにしていると、増えすぎた糖が血管や腎臓などに障害を与え、さまざまな合併症を引き起こす場合もあります。

糖尿病の三大合併症

神経障害

糖尿病発病から20年経過する頃には、約60%の人が合併。全身の神経の働きが悪くなり、手足のしびれや冷え、顔面マヒ、さらに障害が進むと痛みなどの感覚が鈍くなり、ケガなどをしても気づかなくなる。

深刻な症状
壊疽
無自覚低血糖
無痛性心筋梗塞
突然死
網膜症

糖尿病発症から20年を経過する頃には、約68%の人が合併。進行すると視力が低下し失明に至る場合もあり、後天的な失明原因の第一位ともなっている。

深刻な症状
視力低下
白内障
眼底出血
網膜剥離
失明
腎症

糖尿病発病から20年経過する頃には、約35%の人が合併。疲労・倦怠感や足のむくみ、吐き気。食欲不振などの症状が出て、進行すると腎不全になり透析療法を余儀なくされる。年間約1万人が、糖尿病性腎症で人工透析を受けているといわれる。

深刻な症状
腎不全(人工透析)

生活習慣の改善が最善の治療法です。

糖尿病は、大変恐ろしい病気ですが、生活習慣を改善し、血糖値をコントロールすることで合併症は防げます。食事療法や運動療法を気長に、しっかりと続けていくことが発症率を下げる第一のポイントです。
やむを得ない場合は薬物療法などで調節しますが、運動・食事療法も同時に続けることを心がけましょう。
糖尿病自体には「痛み」などの自覚症状は伴わないので、生活習慣の改善を気長に続けながら健康な人と変わらない、楽しい人生を過ごされている糖尿病患者の方も沢山います。

あなたの糖尿病のなりやすさ度チェック!

  • 血縁者に肥満、脳卒中、狭心症などの心臓病がある 1点
  • 血縁者に糖尿病がある 3点
  • 車を足代わりにしている(運動不足) 1点
  • 糖分や脂肪分の多い食べ物が好き 1点
  • アルコールをよく飲む 1点
  • ストレスが多い(せっかち、イライラ) 1点
  • 20代前半より体重が10%以上、増えている 2点

合計点数が6点以上の方は、健康診断を受けることをおすすめします。