桐葉・桑白皮研究室Leaves of paulownia,Mulberry Root

女性の薄毛が増加中?

知っていましたか?髪の「パサツキ」に悩む人は約半数、「抜け毛」は4人に1人。

「薄毛に悩む女性」の増加

男性型脱毛症などで悩む男性は推定1000万人もいるといわれ、男性型脱毛症についての情報も多く流れています。そのため、いわゆる「はげ」の悩みは男性特有のものと考えられがちですが、最近、女性にも薄毛や脱毛で悩む人が増えています。
男性の脱毛とは異なりますが、いつまでも美しくいたいと思う人にとって深刻な悩みとなっており、その数は推定900万人※といわれています。
富士産業が20~40代の女性4,500人に行ったアンケート調査(「女性の髪の悩みと生活習慣に関する意識」2006年10月、インターネット調査)でも、その傾向が顕著にみられました。

女性の3人の2人が髪について悩んでいます。

髪について悩んでいるか(年代別)

20代~40代の女性に髪に関する悩みがあるかどうかを聞くと「ある」と答えた人は64.6%でした。
女性の3人に2人が、何らかの髪の悩みを持っていることになります。
「ある」と答えた人は、20代は63.1%、30代は65.5%、40代は65.1%と、年代別に差は見られず、それぞれ年相応の髪の悩みを持っていると考えられます。

髪の「パサツキ」に悩む人は約半数、「抜け毛」は4人に1人

髪について何を悩んでいるか

髪の悩みの内容を聞いたところ、最も多かったのは「髪がパサついている」(44.0%)で、次いで、「抜け毛が多い・多くなった」(26.0%)、「髪にハリ・コシがない」(21.5%)、「髪が細い・細くなった」(17.7%)など、薄毛につながる悩みが続いています。

意外と多い若い人の髪の悩み

髪について悩み始めた時期はいつか

髪について悩み始めた時期を聞いたところ、20代の人で「20歳未満」から悩み始めた人は、29.1%を占めました。30代の人でも「20歳未満」からが11.8%、「20代」からが33.5%と、「20代」以前から悩み始めた人は半数近くを占めています。40代では「30代」以前から悩み始めた人の合計は半数を超えています。また、「40代」から悩み始めた人と、「30代」から悩み始めた人の割合はほぼ同数となっており、早くから髪に悩む人が多いことが伺えます。

※ 30~69歳の女性を対象とした「リビング生活研究所」の調査(1997/7)では「髪が薄くなってきた」と回答した方が27%でした。日本の30~69歳の女性人口(34,349,300人/「国勢調査」2000/10)から推定して、約9,274,000人の女性が薄毛に悩んでいると推定されます。

育毛専門医 桑名隆一郎博士のコメント

若年化が進む女性の髪の悩み

髪に何らかの悩みを持つ女性は実は増えています。特に、40代になると20代の1.5~2倍の人が薄毛に関する悩みを持っています。

医学的に薄毛・脱毛に大きな影響を与えているのは、「老化」と「女性ホルモンがうまく働いてくれない」という体質であると言われています。この「女性ホルモンがうまく働いてくれない」という体質が強いほど若い頃からでも髪が抜けています。

今回の調査でも20代では約3割が10代から、30代でも20代以前から悩み始めた人は約半数と、若い頃から髪の悩みを抱えている人が多く見られました。実際、当院を来診する20代から30代の若い女性達(なかには高校生も)の患者数が増加の傾向にあり、髪の老化は若年齢化していると言えるでしょう。

桑名隆一郎博士

1954年高知県生まれ。
名古屋大学医学部卒。
医学博士。