自然に学ぶ研究通信

研究員奮闘記

さぬきっ子ならみんな知っている!?「うどんの日」 2026.07.03

 そうっ! 7/2は我らが「うどんの日」です!
 香川県製麺事業協同組合が昭和55年に制定したもので、思ったより歴史があると思った方もいるのではないでしょうか。麦刈りから田植えと忙しかった農作業が一段落する夏至から11日目の「半夏生(はんげしょう)」の日に、農作業を手伝ってくれた人たちに、その年に収穫した新麦で作ったうどんを振る舞ったという農家に伝わる伝統的な風習に由来しているそうです。
 高松市内の神社(中野天満神社など)では、県産小麦の収穫への感謝と業界の発展を祈る「献麺式」が執り行われているそうです。うどん屋さんによっては、お得なキャンペーンもあるかもですね☆

 さて、そんなうどんですが、その美味しさについて紐解いてみたことはありますか?あの黄金色のいりこ出汁の旨味や香りはさることながら、讃岐うどんと言えばツルッツルの喉越しとモッチリとした粘りのあるコシですよね。基本的なうどんの材料は小麦、水、食塩という非常にシンプルなものですが、そこには長年にわたる様々な職人努力の結晶(科学実験!?)が隠されているので、私の知る限り簡単ではございますがご紹介しますね。
 讃岐うどん特有のあのコシの正体は、小麦粉に含まれる2つのタンパク質「グリアジン」と「グルテニン」に水が加わりこねられることで生まれる、「グルテン」(粘弾性を持つ網目構造)です。そして、グルテンの構造を強固にするために、ナトリウム(食塩)が関わっているのですが、配合量は気温と湿度により変えられているのは知っていましたか?まさに職人技。さらに、小麦の品種によりタンパク質とデンプンの組成が異なるのですが、もっとコシや喉越しに磨きをかけるために、その組み合わせにもこだわっていると言われています。ちなみに、あのツルツルの喉越しの正体は、アミロースというデンプンの一種だそうです。
 食塩の配合量、小麦品種の配合割合、出汁に使ういりこや昆布などなど、シンプルなうどんですが、まさに職人技の塊ですね!まだまだ奥が深いうどんですが、次回食べられるときは是非、こういった職人さん達の努力を思い浮かべてみてくださいね。