自然に学ぶ研究通信

研究員奮闘記

桐と見間違いやすい植物 2025.10.03

当社では桐の葉について深く研究をしています。
桐の葉は山地だけでなく、街中でも見かけることがしばしばあります。

植物にはよくあることですが、幼木と大きく成長した樹では、葉等の形状が異なることがあります。桐もそのうちの一つです。 

ただ、普段植物になじみのない方と話していると、「どれが桐?」と聞かれることもしばしば。
そこで、これまで桐と間違えて聞かれたことがある植物を2点紹介いたします。

まず、比較のため桐の画像を紹介します。

大きな五角形の葉をつけます。




間違えて聞かれた植物その1 アカメガシワ



道路沿いから山地まで幅広い環境でみられる植物です。
葉の形状が変異に富んでいて、慣れていないと桐の樹の葉にも見えてしまうとのことです 。
桐と区別する際のポイントとしては、葉の形を除くと、以下に着目すれば、間違いにくいかと思います。

・葉の大きさ   :
桐の幼木は20cm以上の葉が普通です。アカメガシワの葉はほとんどが20cm未満です。
なお、桐の成木は葉の大きさが小さく(20cmほど)なりますが樹高は10m近くになるので、
アカメガシワとは区別しやすいです。

・茎(葉柄)の色 :
桐は緑色、アカメガシワは赤色

・葉の葉脈のつき方:
桐は太い葉脈以外は不明瞭な部分もあるが、アカメガシワは明瞭


間違えて聞かれた植物その2 フヨウ


夏場に美しい花を咲かせる植物ですが、茎が緑色でアカメガシワよりも大きめの葉をつけるため、桐にも見えてしまうようです。
葉の形状変異にも幅があり、鋭角の少ない葉では桐のように五角形に近い形状になります。

桐と区別する際のポイントとしては、下記に着目すれば、間違いにくいかと思います。

・葉の大きさ:
フヨウの葉も20cmほどの大きさがほとんどで、
同じサイズの桐(幼木)であればより大きな葉をつけます。

個人的に桐と間違いやすい植物は他にもありますが、特に、桐の幼木ではないか、と他の方から質問いただいたのは今回の2種類となります。

みなさま区別つきそうでしょうか?
見かけた際は、ぜひ目利きにチャレンジしてみてください!