研究員奮闘記
実は使ってる心理学 2026.02.13
最近、食品の開発業務がたくさんありまして、仕事でも他社の製品を試食・試飲したりしますし、プライベートでもスーパーで知らない他社品があると、“勉強”のために買って試してみたくなるわけです。(7割くらいは、普通に自分が食べたいからですが。。。)
でも、スーパーで財布を握っているのは妻なので、当然、カートのかごに入れる際には審査があります。特に”普段買っていないもの”や”普段買っているものより高額なもの”はとても目立ってしまいます。
そんな時に役立つ素晴らしい言葉があります。
「今、ちょうど仕事でこの商品と同じジャンルのものを開発していて、気になってるんだよね。」
そうすると、意外とすんなり「じゃあ、買ってみようか」となるわけです。
これ、実は心理学的に言うと、”権威バイアス”が働いています。
”権威バイアス”とは、人は「専門性・職業・立場」に裏付けられた判断を、内容を深く検証せずに正しい・価値があると感じやすいという認知バイアスのことで、今回のケースでは、「仕事関係で気になっている」という理由で購入意向があり、私個人の“買いたい欲求”ではなく、職業的判断に基づく選択となり、相手は「無駄遣い」ではなく「合理的判断」と認識するという、心理的効果が働いています。
もちろん、あまりに高額であったり、頻度が高いと怒られてしまいますので、状況を見てタイミングを捉える必要があります。
また、場合によっては「じゃあ、経費で落ちるよね。」と言われることもあります。
いつも効果的な訳ではないですが、円滑な関係を維持するためにはこのような言い回しがさっと出てくると良いですね。
(妻がこのHPを見ていないことを願います。。。)

