自然に学ぶ研究通信

研究員奮闘記

疲れたとき甘いものが欲しくなるのはなぜ?体の仕組みで理解する 2026.04.10

最近、ちょこちょこ仕事中の間食が捗っています。子どものお菓子を買うついでに、昔懐かしの駄菓子を買ってしまいましたからね。小さいプラケースに入ったラムネとか、12個の小さいお餅とか未だにやっぱり美味しいです。特に夕方の疲れてくる時間帯はこれらが必須です。

さて、疲れているときに「甘いものが食べたい」と感じるのは、気分の問題ではなく、体の生理的な反応によるものです。特に関係しているのは、血糖値と脳のエネルギー需要です。
人の脳は主にブドウ糖(グルコース)をエネルギー源としており、血糖値が低下すると、それを補おうとして糖質への欲求が高まります。デスクワークや長時間の集中作業でも脳はエネルギーを消費するため、「疲れ=糖が欲しい」という状態になりやすいのです。
また、糖質摂取後には以下のような変化が起こります。

糖質を摂取

血糖値が上昇

インスリンが分泌

血中アミノ酸バランスが変化

トリプトファンの脳内取り込みが相対的に増加

セロトニン合成に関与(気分安定に関連)

このため、甘いものを食べると一時的に「ほっとする」と感じることがあります。
ただし注意すべき点もあります。砂糖など吸収の速い糖質を単独で摂ると、以下のような変動が起こりやすくなります。

急速に吸収される糖質を摂取

血糖値が急上昇

インスリンが過剰に分泌

血糖値が急降下

再び空腹感・疲労感が出現

このような血糖値の急激な変動は、いわゆる「血糖値スパイク」と呼ばれ、体調の不安定さにつながる要因の一つです。
対策としては以下が有効です。

空腹状態で甘いものだけを摂らない
GI食品(吸収が緩やかな糖質)を選ぶ
たんぱく質や脂質と一緒に摂取する

つまり、「甘いものが欲しくなる」こと自体は自然な反応ですが、重要なのはその摂り方です。血糖値の変動を緩やかにする工夫をすることで、エネルギー補給と体調管理を両立させることができます。
(残念ながらラムネは砂糖の塊ですね。。。でも飲み物と一緒に食べているからきっと大丈夫。。。)