自然に学ぶ研究通信

研究員奮闘記

第12回日本筋学会学術集会で発表してきました。 2026.08.21

 
 7月31日~8月1日に東京科学大学蔵前会館で開催された、第12回日本筋学会学術集会に参加し、自社原料の研究成果を発表してきました。
 本学会では、筋ジストロフィーをはじめとする神経・筋疾患に関する基礎研究から応用研究まで、医学的な発表やシンポジウムが数多く行われていました。企業からの発表は当社のみということもあり、アウェイ感満載でしたが、そのような場で、自社独自の食品原料の筋機能維持に関する研究成果を発表できたことは、貴重な経験となりました。
 ※筋ジストロフィー:遺伝子変異が原因で、骨格筋の壊死と再生を繰り返しながら徐々に筋力が低下し、組織が線維化していく進行性の遺伝性筋疾患
 
 事前に抄録集を読んだ際は、筋疾患に関する専門性の高い内容に理解が追いつかず、睡魔との死闘になるのでは……と思っていました。しかし、実際に聴講してみると、グラフィカルな発表が多く、想像以上に興味深く学ぶことができました。特に小児期発症の筋ジストロフィーに関する講演では、動画を交えた治療前後の様子に、映画「レナードの朝」を見た時のような感動があり、新しい治療法の登場によって、患者の未来が変わり得る医療の進歩に感銘を受けました。
 
 筋肉は体を動かすだけの組織ではないため、筋機能が失われることによる健康全般への影響の大きさを、今回の学会を通じて再認識しました。医薬品とは異なる立場からではありますが、日々の健康を支える選択肢の一つとして、今回発表した自社原料もより多くの方に活用していただける日が来るよう、研究開発に邁進していきたいと思います。