研究員奮闘記
環境に「やさしい循環」のお話 2025.11.21
長い夏も終わり、朝晩のつめたい風が秋の訪れを感じさせますね。
先日、子ども用にどんぐり銀行で通帳を作りました。
公園に行く度にどんぐりを拾ってくる&捨てると怒るのでどうしたものかと困っていたところ「どんぐり銀行」をチラシで見かけました。
「どんぐり銀行」とは、拾ったどんぐりを“通帳”に預けることで、森づくりや環境保全に役立てるユニークな取り組みです。集まったどんぐりは苗木の育成などに活用され、私たちが集めたどんぐりが、やがて森の未来につながっていきます。
日常の中でちょっとした「地球にいいこと」をしている気持ちになれて、なんだか嬉しくなりますね。通帳という目にみえる形で残ることで、子どもも満足していたので一石二鳥です。
実は、こうした“やさしい循環”の考え方は、化粧品づくりの現場にも広がっています。
そのキーワードが 「アップサイクル」 です。
例えば、みかんジュースを搾るときに大量に出るみかんの皮、形が不揃いで店頭に並ばない果物、規格外で行き場がない植物素材——。本来であれば廃棄されてしまうものにも、実は美容成分が豊富に含まれています。
これらを回収し、成分を抽出して化粧品原料として生まれ変わらせるのがアップサイクル製造です。
廃棄物を減らし、自然の恵みをムダなく活かすアップサイクル原料の化粧品は、肌にやさしいだけでなく、環境にもよりやさしい選択。
どんぐりを拾って森づくりに協力するように、私たちが選ぶコスメにも、未来につながる小さな循環が宿っています。身近なところから、少しずつ「いい循環」を広げていけたら素敵ですね。

