自然に学ぶ研究通信

健康商品開発便り

植物抽出エキスの粉末化に挑戦! 2022.11.28

以前のお話(青森工場出張編)にも出てきましたが、我々はエキスを抽出して粉末化する工場を青森に持っています。
有用な素材が見つかり新製品として開発を進めていくには、ラボ実験で決定した抽出条件(温度・時間・攪拌スピードなど)、不溶性沈殿物の除去方法、殺菌方法、粉末化条件などなど、工場での大規模スケールでもラボと同様にできるか、緻密な検証作業が必要です。
大体のものは、このスケールアップ段階で新たな課題が山積し、泣きべそをかきそうになるときもありますが、工場の方たちと知恵を出し合って乗り越えていきます。
少しでも自然のままの状態でお客様の手元にお届けしたいという気持ちで、できるだけ加工条件をマイルドにしたり、添加物を減らしたりなど、もちろん商品として仕上げた後の品質を損なわないことを前提に創意工夫しています。

 前置きが長くなりましたが、本日はそんな工場での製造に向けたスケールアップ検討の中 から、植物抽出エキスの粉末化検討の様子についてご紹介します。


 ウェルベスト自然研究ラボよりも大きく、様々な設備を有する「香川県産業技術センター 食品研究所 様」の施設をお借りし、我々はよく実験をさせていただいています。


 写真はスプレードライヤー(噴霧乾燥機)という、液体であるエキスを熱風中に噴霧して数十秒前後の短時間で水分を蒸発させて乾燥粉末化する装置です。ラボで抽出したエキスを持っていき試験してみましたが、恥ずかしながら写真は失敗例です(笑)はやく何とかせねば!

 装置内に流し込む液体の量や熱風の温度・風量などの条件が合わなかったり、エキス中の成分などの影響により、焦げ付いたり、逆に水分がうまく抜けきらなかったり、はたまたせっかく粉末化できたのにすぐ空気中の水分を吸湿してしまったり・・・と、色々な課題が立ちはだかります。そして、ここでうまくいっても、工場の実機ではまた別の課題が出てくることが多いので、最後まで気を抜けません。

 少しでも早く、お客様に喜んでいただける商品をお届けできるよう、しっかりと準備を整えて工場での実機試作を成功させるぞっ!

 それではまたお会いしましょう。