自然に学ぶ研究通信

研究員奮闘記

機能性表示食品と食経験 2024.01.16

世界中には多くの植物素材がありますが、日本で幅広く食べられている経験のある植物、となると意外と多くありません。 

例えば、リリィジュにも使われている「桐」は古くから親しまれている植物ですが、食べることはできません。
桐は育毛作用だけでなく、木材は軽さ・美しさ・燃えにくさを兼ね備えており、
アスファルトの隙間からも生えてくる強い生命力を持ちますが、食用には適さないんですね。
(意外と知られていませんが、お花も紫色でとても綺麗です)


    


一方、「モミジガサ」という植物があります。
こちらは食用植物ですが、人々の生活が昔と大きく変わった(山に日常的に入らなくなった)上、
生息地の環境も開発等で悪化して減少しており、今では食べられることが少なくなりました。
山菜や精進料理等で利用されていますが、機能性表示食品としての食経験、という点では情報不足です。 



少し難しいお話になりますが、機能性表示食品(の素材)として食経験は、
「届出食品または類似食品の喫食実績による食経験の評価」が必要ですので、
一日当たりの摂取目安量以上の量が、何年間流通しており、健康被害等が無い
という情報が必要です。この情報が無い場合は、食べても大丈夫、という根拠を
示さなければなりません(代替情報の収集、安全性試験の実施など)。

おっ。こんな商品探してたんだ!試してみたい!と思ってもらえるような商品をお届けするために、
しっかりした効果をもつ(可能なら食経験豊富な)素材を引き続き探してまいります。