自然に学ぶ研究通信

研究員奮闘記

~実験器具の芸術性!?~ 2024.04.29

これは、ロータリーエバポレーターという機械で、通称「エバポ」と呼ばれています。溶液を濃縮させる機械です。
フラスコの中に液を入れ、温水で温めながらくるくる回転させます。
系内はポンプで吸引して減圧することで沸点が下がり、フラスコ内の液の溶媒(水やエタノール)だけが分かれて別に回収され、フラスコ内の溶液が濃縮されるという仕組みです。
植物から抽出したエキスの濃縮や、製剤の分析の前処理などで、よく使用します。



今はもう慣れたものですが、初めてこの機械を使うときは、ガラスが割れないか、ドキドキしながら扱ったものです。

実験ではビーカーやフラスコ、ピペットをはじめ、ガラス器具を多用します。
ガラスは「割れる」という危険がつきものですが、耐熱性、耐薬剤性、透明性に優れた実験には欠かせない材質です。
その性能もさることながら、硝子器具に芸術性を感じてしまうのは私だけでしょうか!?

特にこのエバポでも使用される冷却水循環装置!中にあるらせん状の管に水道の蛇口から繋いだ水が通り、周りの空気を冷やします。

 

そして、ここで使用しているナス型フラスコも、なんともフォルムがかわいいです!
おそらくこのような実験に適した計算された形状なんでしょうが、名前のとおりナスそっくりで、ひとりで立てない様子がまた愛らしい。
大きさ違いでずらっと並べて撮影してみました♪ 🍆🍆🍆

いつも実験で大活躍の硝子器具に感謝です!